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ドクターヘリとは [・ドクターヘリとは]


長野ドクターヘリ


消防本部の要請を受けて緊急を要する重症患者を時速200kmで現場から病院に運ぶ
救命救急医療の専用機

現場に到着後、すぐに救急専門医の治療が受けられることが最大のポイント

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ドクターヘリ先進国 [・ドクターヘリ先進国]


ドイツ自動車連盟ADAC


モデル国は、ドイツ
1970年に「アウトバーン」の事故死を減らすためスタート
15分以内に現場到着を目差し、ドイツ全域に78拠点を設置
ヘリ導入後、約40年で死亡者数年間約1万5千人から5千人に激減
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ドクターヘリの特徴・利点 [・ドクターヘリの特徴利点]



救急専門医と看護師が乗員する
現場到着から直に高度治療を開始
救命救急センター集中治療室(ICU)と同等の医療機器を装備
陸上の交通渋滞関係なく救急車の最大1/5の時間で現場到着
振動が少なく車による急発進・停車、左右折などによる患者への負担が少ない
重篤患者の救命率が上がる
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ドクターヘリ配備地域 [・ドクターヘリ配備地域]

ドクターヘリの飛行範囲は、50km、15分以内が理想だが

・北海道
手稲渓仁会病院
釧路孝仁会記念病院
旭川赤十字病院
・青森県
八戸市立市民病院
・福島県
福島県立医科大学附属病院
・長野県
佐久総合病院
・群馬県
前橋赤十字病院
・埼玉県
埼玉医科大学病院
・千葉県
日本医科大学千葉北総病院
君津中央病院(県独自事業)
・神奈川県
東海大学付属病院
・静岡県
順天堂大学医学部附属静岡病院
総合病院聖隷三方原病院(県独自事業)
・愛知県
愛知医科大学附属病院
・大阪府
大阪大学医学部附属病院
・和歌山県
和歌山県立医科大学附属病院
・岡山県
川崎医科大学附属病院
・福岡県
久留米大学病院
医療法人財団池友会(病院独自事業)
・長崎県
独立行政法人国立病院機構長崎医療センター
・沖縄県
浦添総合病院
北部地区医師会病院(病院独自事業)

全国で配備されている地域が少なく空白の地域が存在する。

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ドクターヘリの役割 [・ドクターヘリの役割]


fukuoka



防災、消防ヘリと違い交通事故、心筋梗塞、脳梗塞、緊急性が伴う重篤な患者を主に救う専用機

主な疾患
・交通事故による外傷(出血性ショック、多発外傷)
・他の外因性疾患(重症熱傷、指肢切断)
・脳血管疾患(脳梗塞、くも膜下出血)
・心臓・大動脈疾患(心筋梗塞、大動脈りゅう)
・他の内因性疾患(一酸化炭素中毒、原因不明の意識障害・ショック、低血糖など)

2002年度交通事故負傷者追跡調査で、救急車での搬送と仮定、比較して死者数が40%減少、社会復帰率も1.6倍の推定結果となった。




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ドクターヘリ運行手順 [・ドクターヘリ運行手順]


※ドクターヘリのカバー地域でない場合、防災・消防ヘリを要請


119番通報
  ↓
救急隊到着
  ↓
消防本部が出動要請
  ↓(平均4.2分)
ヘリ・病院出発
  ↓
現場到着・離陸
  ↓
救急病院


消防本部の要請判断基準
・生命の危険の切迫、その可能性が疑われる場合
・重症患者で搬送に長時間を要することが予想される場合
・特殊救急疾患の患者で特に搬送時間の短縮を図る場合



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ドクターヘリ今後の課題と可能性 [・ドクターヘリ今後の課題と可能性]


(下り搬送が出来なくなる可能性)


地域格差の解消、全国配備が最大の課題
ヘリ1機の運行費用が年平均1億7千万円
都道府県の財政負担が大きく、費用が確保できない自治体が多い。
離着陸において安全が確保できる敷地が少ない。
飛行の安全面から、24時間、夜間運行の体制はとりづらい。

全国民に均一な医療提供が可能に、
災害医療、僻地離島医療、周産期救急医療、小児救急医療、移植医療などに効果が期待できる。

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